はじめまして。
なべです。
うみひぐのなくこロワイアルをオリスク化してみようと思い、実際にやってみました。



勝手がわからず、音声も無理やりマイクで録音しているので、音質良くありません。
んでおリスクにしてみるとわかったのが、キャラとセリフあってないww
やってみるといろいろわかるもんですね。

初なので、暖かく見守ってもらえるとありがたいです。
今後ともよろしく!
記憶を失った彼女。
今は、そのほうが良かったのかもしれない。
殺し合わなくてはいけないゲームの中に参加させられてしまったなんて、信じようとしても無理だもの。
なんも知らない状態でゆっくりと寝かせてあげたほうがきっと彼女にとっても幸せ。
知得留はベッドで眠りについた彼女を見ながら、思いにふけた。



おかゆをつくっていた少年、岡村傑は悩んでいた。
本当に彼女は記憶喪失なのだろうか。
先生は優しい人だから、あの時、傷付いた彼女を診療所の中に入れた。
だが、ケガをしていた、ということはそれまで戦闘をしていたということに違いない。
彼女が戦闘を始めるきっかけをつくり、その返り討ちにあった。
その傷が過濃したのだとしたら・・・・・・?
それは彼女を早々に殺しておかなくてはいけない合図だ。

岡村が2人には内緒にしていたものがあった。
それは毒薬。
もともとバイヨットに塗るタイプのものである。
傷口から入る即効性のある毒である。
この毒薬はいざ、何かあった時の場合に使用するため、隠しておいたのだった。

岡村はこの毒薬を使用することを決めた。
おかゆの中に織り交ぜ、彼女を殺してしまおうと。
決めた。



私の剣でここにいる皆の命を守れるなら、私は皆を守ろう。
知得留はその手のバイヨットを固く握り締める。



富田は岡村の行動を見ていた。
彼女がきてから、岡村の様子は変わってしまったことに富田は気づいた。
そわそわし、ちらちらと様子を伺う岡村。
何かをしようとしていたのは明白であった。
しかし、知得留は彼女につきっきりであったため、その変改に気づかなかったのだ。
富田は岡村がおかゆの中に何かを入れていることを目撃してしまった。
止めるべきなのか、見過ごすべきなのか、富田にはわからない。
だが、身体が自然と止めに入っていた。
「おい、岡村っ。お前、なにやってるんだよ!」
「と、富田!!お前、いつからそこに・・・・・・ぐわっ!」
気づけば、親友である富田を殴り飛ばしていた。
「や、やめろっ。俺はただ、皆を守りたくて!」
「うるさいっ!!!」
地面に突っ伏した岡村に、富田は上乗りになる。
動けなくなった岡村を富田は、思うがままに殴り続ける。
「なにしようとしてたんだよ、言えよっ!なぁ、なぁっ!それで俺達も殺そうとしてたんだろっ!?なあっ!!!」
「ち、ちがぅ・・・!」
何かいおうとすれば、口を塞ぎ、さらに暴行を続ける富田。
その顔は嬉々とし笑っていた。
岡村は富田のその表情に怯え、ただがむしゃらに岡村を突き飛ばした。
「うあああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」

ごすっ。
そんな音がした。

岡村が冷静さを取り戻し、富谷に近づいたとき、異変に気がついた。
「おい、富田。なあ、返事・・・しろよ。」
「なあ・・・・・・」
「ああああ・・・・あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」
富田を殺してしまった。
わざとじゃないとはいえ、僕は富田を、ころした。
かけがえない友達。
僕が疑心暗鬼に陥ったせいで。
僕はつぐわなくてはいけない。
彼の命を。
背負わなくてはいけないんだ。

ごめんね、先生。
3人で生き伸びるっていったのに。
結局、僕のせいで台なしにしちゃったんだね。
本当にごめんなさい。
岡村は、自分が作った毒入りのおかゆを食べると、眠りについた。



台所で大きな音と叫び声が聞こえたため、知得留は台所へと駆けつけた。
そこにあったのは、教え子の亡骸であった。
「ど、どうして・・・」
知得留は嗚咽した。
走馬灯のように思い出が目の前を通り過ぎた。
楽しかった学校生活での日々がめくるめく蘇ってきた。

--ああ、もうあの日々は帰ってこないのね。

自然と頬を涙が伝っていた。
知得留は、気づかない間に涙でぐしゃぐしゃに顔を歪めた。
止まらない嗚咽。
だが、もう二人は帰ってこないのだ。

「あああああああああああああああああああああああああああッ!!!!」

知得留の遠吠えはただ虚しく空に消えていった。

【残り33名】
島外れの診療所に人影がうごめく。
生き残りをかけた戦いの中で、建造物の人が集まってくるのは必然である。
建造物ごとに派閥が生まれ、次第にチームをなしていく。
診療所にも同様に先生と生徒のチームが生まれていた。
彼女らは参加者に対して、全く敵意を見せることはなかった。
むしろ、相手が敵意さえ見せなければ、保護する立場をとった。
そこに一人の少女が倒れこんだ。
右代宮縁寿である。
彼女は護衛役の天草十三に牙をむかれ、必死のさなか診療所へとたどり着いたのだった。

-お兄ちゃん。
-戦人お兄ちゃん。
-一緒に遊ぼ。
-一緒に遊ぼうよ。
-何処にいるの?
-ねえ、一人ぼっちにしないで。
-一人ぼっちは・・・・・・やだよ・・・・・・

うっすらと彼女の頬には涙が流れた。
「どうしたのかしら、この子。泣いているわ。」
知得留は介護をしながら彼女の様子に気を使う。
何か、悲しい夢でも見ているのだろう。
知得留はかれこれ6時間、縁寿の高熱が引くまで冷たいお絞りを交換し続けた。
自分の手が紫色に変色しようというのに。
生きようとする命を救うために、自らを省みなかった。
そのかいもあってか、縁寿の熱は平熱まで下がり呼吸、心拍数は平常値へともどっていた。

その時、縁寿はうっすらと目を開けた。
・・・・・・お兄・・・ちゃん・・・
どこに・・・いるの・・・
ガバッと起き上がる縁寿。
「よかった、目が覚めたのね!」
知得留は無事目を覚ましたことに、心から神に感謝した。
「え・・・あ・・・ここ・・・は。あなた・・・誰。」
縁寿は、自分を見つめる女性が誰かわからなかった。
しかし、彼女に微笑まえれると、安心する気持ちがあった。
「ふたりともー!お水を持ってきてちょうだい!!!あと、さっきつくっていたおかゆも持ってきて!!」
「「はーい!!」」
奥から子供の声がする。

ここは彼女の家なのだろうか。
縁寿はあたりを見回すが、全く覚えがない。
「せんせーい、お水だよ。」
小学生低学年くらいの子が私に水を持ってきてくれた。
「ありがとう・・・」
「どういたしまて!」
にこりと笑うとまた奥まで走っていった。
もうっ、あいさつくらいしなさいと”せんせい”といわれていた女性がさっきの子に注意していた。
くるりと私の方を振り向くと、せんせいは私に自己紹介を始めた。
「私は知得留。知得留でも先生でもいいよ。職業は学校の先生だからね。君は?」
「私は・・・」
と言いかけたところで、私は気づく。
自分のことを全く思い出せなかったことに。
「私は・・・私は・・・」
オウムのように同じことを繰り替えてしていることに、気づかないくらい動揺をした。
「無理しなくてもいいの。さっき目が覚めたばっかりだしね。ゆっくり休んだほうがいいかもしれないわ。」
「あ・・・いえ。違うんです。」
きょとんとする知得留。
「私、自分のことが思い出せなくて・・・それで・・・あの・・・」
「つまり・・・記憶喪失・・・ってことかしら。」
「はい・・・そう・・・みたい・・・です。」
腕を組み、うーんと唸る知得留。
頭を悩ましているのが目に見えてわかった。
「君は高熱で倒れていたから。その影響かもしれないわね。今はゆっくり休んで、また改めて考えましょう。」
彼女はわたしの頭を撫でると、にこりと微笑んでくれた。
「・・・うん。そうする・・・。」
私はどうしてここにいるのかわからない恐怖と、彼女といる安堵感で埋め尽くされた。
しかし、いくら考えても答えはなく、一旦一眠りつくことにした。