古典は愉し

ニコ生で蝉丸Pの講義を聞くのが日課になっています。と、いっても毎日講義があるわけではないのですが(ご衆知のとおりw)ほぼ日ですよね、毎度々々めさめさ楽しく拝聴しています。
で。現在(このエントリの日付時点)、『菜根譚』を取り上げての講義がはじまりました。そちらを聴いていてひとつ思い出したことが。
私、前回の解釈エントリ書いた時、『菜根譚』て、
あの絵の名前だと思ってましたー
……
中学生からやり直せ。
あ、あと、こないだ古本屋で日本史のテキストを眺めていた時に初めて、「真宗」=浄土真宗という事実に気づきましたね。
真宗浄土真宗て別の宗派だと信じてたー
…あ、あと、一つ眼の亀が一本の浮き木を見つける、という説話は法華経にあるんですね!…出典知らんままネタにしとったのかい!
大丈夫、問題だ。鋭意勉強中の日々であります。あと(まだあるんかいっ)…や、お盆ネタがひとつあるんですが、時季をずいぶん逸してますがまだ忘れてません!11月のうちに書く…かしら?

おおさわ☆たかおに薬売りの台詞を朗読してもらいました

twitterイラストレーターのグリヒルさんが呟いていたサイトで私もお借りしてみました。
http://www.rodoku.jp/reading/3bbdf453bd1b512eb957426a8e77d55e
自分のケータイでは聴けたけど、たぶんPCも同じアドレスで大丈夫かと。むう、リツイートばかりですみません。
たかおさんはさらっと読ってくれてます。BGMがいい味かとw

3/29に拍手コメントくださった方へ

ご訪問いただきありがとうございました!!!
拙サイトの解釈がわずかなりともお役に立てば本望です。
真と理を探し求めるモノノ怪ファンは未だ多く。拙サイトのような場にすらおとなふものは絶えずして…じゃない、訪れて何かを見つけて下さる。嬉しい。

 ☆ ☆ ☆

そういえば、一昨日の晩には怪(坂井)化猫を観ていました。哀しくなってしまうので、大詰めは鵺後編に切り替えました(どーゆー切替だ)。
心理状態しだいでは鵺ラストで泣くこともあります。そんな時はまた他の話に切り替えます(笑)。
なんか、モノノ怪を観たくなる時は、実は他に気になってることがある、ていうような時が多くて、あの世界からちょっと力をわけてもらうけども、ひたるのはちょっと余裕がない…みたいなときに、ヘンな切り替えしてしまうみたいです。深夜のザッピングを自前で再現してるのかもしれません。
何かを探してモノノ怪見て、見つけて書いたものを見て誰かが何かを見つけてくれたらいいな。また何か、なんでもいいから書きたいです。読んでくれて、ありがとう。

モノノ怪のかたち全くわからないという歌つくりました

twitterでゴッチさんが呟いていたサイトを自分も借りてみました。
↓↓↓
iida calling ver.3.0で、オリジナルのオンガクを作りました。ぜひ聴いてみて!
ダウンロードはコチラ↓から。

http://iida.jp/calling/136548

すみませんケータイ用です。ブログパーツをつくれるようです。しかし凄い時代だな〜。
曲は……  オチがねぇぇぇぇ!

モノノ怪エンディングは人体なんだ

モノノ怪各話のラストを華麗にしめくくる、色鮮やかなエンディング映像。キレイめな中に一風変わったモチーフが組み込まれ、なにやら意味ありげな気もします。


解をもとめてあしかけ3年。にしてはうすっぺらいものの、できるかぎりモノノ怪っぽい解釈を試みようと思います。よければ長文、おつき合い下さいませ。

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大正ロマン手帖

大正ロマン手帖---ノスタルジック&モダンの世界 (らんぷの本)

大正ロマン手帖---ノスタルジック&モダンの世界 (らんぷの本)

竹久夢二美術館の学芸員、石川桂子氏編集の大正本です。夢二をはじめノスタルジー溢れる叙情画イラストから、当時の新聞や雑誌の記事、広告コピー、写真と、大正ロマンというくくりでもなかなか一度にはお目にかかれない貴重な図版が詰まっています。特にモノクロ記事は時代を手っ取り早く身近に感じさせてくれます。竹久夢二美術館では開館20周年記念展として「竹久夢二大正ロマンの世界展」も行われています。本の解説や記事は読み応えがあるので、併せて楽しむと理解も深まると思います。とりあえず本が面白いので買っちゃいました。ただし小林かいちの図版はないです、かいち絵ファンはご注意を!


ところで、「モダン・ガール」という記事のなかに、市川節子のモデルっぽい人を発見しました。例によって今更すぎるネタなんですけど、引用。

流行よりもだいぶ早い大正八年、当時読売新聞婦人部の新人記者・望月百合子は、友人の大橋房子とともに断髪洋装を決行した。(中略)『…洋服屋があって、頼めば作ってくれると知って、房はピンク、私(百合子)は白のワンピースをあつらえた。』(注:『』内は望月百合子の著作から引用されています)


白いワンピース、ですよ!望月百合子氏は鰍沢に記念館があるほどの有名人。しかも元新聞記者。節子のモチーフになっててもぜんぜんおかしくないですよね。検索すると…たくさんいろいろ出てきます。私もめまいがしています。


ところで百合子が断髪した時期は、昭和にかかっているとしたマイ解釈とくらべるとだいぶ早いのですが…カフェの普及(風俗化)ぶりを考えると、大正化猫の時代背景はまさに大正だとゆーのがむしろ妥当ですね。っておい。


地上の鉄道はとっくに走っていたし、地下鉄工事がなかなか進まなかったのはおもに資金難が原因だったようですから、フィクションで早めに走らせてみました、と言われるとそうかも。自説くつがえっちゃいました感が…


解を変えるのももったいないたいへんなので、当面は拙サイトの記事は変えずにおいておきます。調べたことをこのブログに書いて、いずれは適当に、いや適宜にまとめてみたいです。


ラストまで、本ばかり紹介しててなんですが、

モダンガール論 (文春文庫)

モダンガール論 (文春文庫)

大正ロマン手帖」と併せて読むなら、この本おすすめ。すごく…面白かったです。アマゾンの書評が的を得ています。
断髪のモダンガール―42人の大正快女伝

断髪のモダンガール―42人の大正快女伝

この本のいちばん最初に出てくるモガが、望月百合子なのでした。わたし、「断髪〜」は去年見つけて図書館で借りたものの、読む暇なく返してしまったんです。う〜あのとき読んでおれば、せめて去年のうちにネタがあげられたのに…いや書けたかどうかわからんけど。。。

歌舞伎のびっくり

去年の11月にこんな記事をあげましたが、先日、本屋に行ったらなんと新刊(姉妹刊?)が。
歌舞伎のかわいい衣裳図鑑 (実用単行本)歌舞伎のびっくり満喫図鑑 (実用単行本)←こちら。
さっそく拝見。

歌舞伎のびっくり満喫図鑑 (実用単行本)

歌舞伎のびっくり満喫図鑑 (実用単行本)

著者も同じ(おなじみの)君野倫子&染五郎。扱うはもちろん、衣裳に道具に劇場トリビア。今回はさらに裏方さんの舞台づくりにも触れて、歌舞伎を「満喫」するための一歩踏み込んだ内容です。ページにちりばめられたアクセント的な倫コメ、新たに加わった染コメ、裏方さんコメからは熱意がひしひしと伝わってきます。
では「びっくり満喫」から、面白いなぁと思った記事をつまみ書き。
常盤御前」(P10)…の、つけている前ざし(前髪のかんざし)が、お姫さまかんざし。垂髪?に前ざしが、歌舞伎や狂言常盤御前なんですね。武家若い女性ということ?
「切られ与三」(P15)…の役者さん、白粉塗った身体にさらに「傷あと」を描きこんであります。いや成程びっくり。なんでも、全身に34もの傷がある男だそうですが、綱帯はしめてません(笑)。こんな役柄もあるんですね〜。
「かさねの襦袢」(P56〜57)…紅葉を散らした襦袢を、ヒロインかさねが斬られたさまに見立てています。これ…写真でも感動です、舞台で見たらさぞ迫力、綺麗だろうな…いいなぁ…。